明治大学バイオリソース研究国際インスティテュート(MUIIBR)は、日本医療開発機構(AMED)革新的先端研究開発支援事業インキュベートタイプ(LEAP)「発生原理に基づく機能的立体臓器再生技術の開発〔代表:中内啓光〕」と共催で、公開シンポジウム「動物発生原理からのUnmet Medical Needsへのアプローチ」を、3月8日に駿河台キャンパスで開催します。
シンポジウムでは、遺伝子改変ブタを臓器ドナーとする異種移植研究や難治性疾患モデル開発で世界をリードする、Ludwich-Maximilian University MunichのEckhard Wolf教授、腎臓再生研究の先駆者、橫尾 隆・東京慈恵会医科大学教授、異種キメラ体内で形成された膵島による糖尿病治療の画期的成果を挙げた、山口智之・東京大学医科学研究所特任准教授、医学研究用の遺伝子改変ブタの開発で世界をリードする、長嶋比呂志・明治大学バイオリソース研究国際インスティテュート所長(農学部教授)、異種動物を用いた臓器再生研究のパイオニア、中内啓光・スタンフォード大学教授らによる、最新の研究発表が行われます。
プログラム(詳細はこちらをご覧ください)
日時:3月8日(木)13:00〜17:00
会場:明治大学 駿河台キャンパス グローバルフロント グローバルホール
(千代田区駿河台1-1)
参加費:無料、事前登録:不要
講演内容:
1. Eckhard Wolf, Ludwich-Maximilian University Munich
Genetically tailored pigs as models for diabetes research and as donors for xenotransplantation
2. 橫尾 隆, 東京慈恵会医科大学
胎仔臓器ニッチを用いた機能腎臓再生法の開発
3. 山口智之, 東京大学医科学研究所
異種動物体内での膵臓作製と糖尿病治療
4. 長嶋比呂志, 明治大学
再生医療研究へのブタの発生工学からのアプローチ
5. 中内啓光, スタンフォード大学 / 東京大学医科学研究所
異種動物を用いる臓器再生研究の展望